I・カルヴィーノ「柔かい月」

柔かい月 (河出文庫)

柔かい月 (河出文庫)

2年ほど前に復刊されるよと誰かが教えてくれたのだった。そのとき買ったままおきっぱなし。
Qfwfq氏という時間軸を無視した語り部による短編集。第一部の幻想小説的な流れが一番好きかな。第二部のタイトルは好きなんですよ、「ミトシス」に「メイオシス」。でも哲学的というのかその流れは実は苦手かもしれない。第三部になると思考ゲーム的なんだけれどもまだわかりやすい。
まだ「見えない都市」と「レ・コスミコミケ」もあるのだけれど、他の本を先に読もうかな。

吾妻ひでお「失踪日記」

失踪日記

失踪日記

すみません、本屋さんで立ち読みしてしまいました。このひとの他の作品は知らない…。
失踪、アル中で入院だとかいうとものすごくどろどろと重たいものなのだろうかと思っていたら。案外読みやすかった。本当はもっと辛いこともあったけれど描かないというようなコメントもあった気がする。苦しかった体験を前面に押し出されていたら途中で読むのをやめたかもしれない。本当はもっと断片的に色々思ったのだけれども保留。