「文藝 2003年秋季号」

さすがにもうamazonにも載っていない。川上弘美特集号。買ったはいいがまだちゃんと読んでいなかった。川上さんの小説が載るわけではなくて、インタビューやら対談やら評論やら。川上さんの俳句も載っていたけれども、俳句より小説が読みたい。わたしは文庫本で読む派なので、「センセイの鞄」も昨年の秋になってようやく読んだところだった。早く川上さんの本が文庫にならないかと思うばかり。

で、その「文藝」には綿矢りさ蹴りたい背中」も掲載されていたのでついでに読んだ。出だしでは軽いノリの文章なのかと思っていたら、案外読んでいくのが辛かった。中学高校の頃ってこんなことを考えていたかもしれないなあ、と。ぱらぱらと立ち読みした「野ブタ。をプロデュース」と同じような感じ。単行本で読みたいとは思わないかな。