2006-11:松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」

クワイエットルームにようこそ

クワイエットルームにようこそ

 感想は後日きちんと。

 別れ話がきっかけで大量服薬のあげく閉鎖病棟に強制入院させられてしまった女性が主人公。
 正直、読んでいて非常に複雑な気分だった。テンポが良くてすいすいと読めるけれども、重苦しさと笑いの両極を行ったり来たりしていた。正常と異常の混在。比較的まともだと思っていたひとに狂気を見るその瞬間背筋が寒くなった。
 きちんと感想を書こうと思う割にはまとめられない。多分感じることが断片的に多すぎてまとまらない。(3.19追記)