つれづれ

 最初の会社での同期の某嬢が結婚して、そのお披露目の会に行った。片道約2時間だけれど行き先は学生時代を思い出させる場所を経由するので、ちょっとした懐古遠足のようだった。久しぶりに蛍池からモノレールに乗ってみた。高い場所をゆるーく動いていく、その窓の外をぼんやりと見下ろすのが好きだったな、学生時代は。
 旦那さんと一緒にいる彼女もわたしが知っていた彼女と同じで、こういう結婚はいいなあと思った。
 知っているひとは誰もいないはずだと思っていたら、某嬢のおともだちのなかに、中学のとき同じ塾に通っていた子がいてびっくりした。世間って狭すぎる。
 某嬢と会うのは実に3年ぶりで、そうして後からもらったメールで彼女がわたしのことを未だに心配してくれていたことに今さら気付いた。スッキリ元気な顔してて安心した、という文面を見て反省した。そして嬉しかった。
 末永くお幸せに。

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 帰りは行きとルートを変えて、梅田に出て映画でも観て帰るかと思ったらば。お目当ての「時をかける少女」は満席で立ち見も多くて他のひとの頭しか見えないと思います、とチケット売り場で言われる。次の回も一番前の列の一席だけしか残っていないんだとか。時間的なこともあって日を改めることにした。すごい人気なのね。