2006-30:西原理恵子「いけちゃんとぼく」

いけちゃんとぼく

いけちゃんとぼく

 絵本って書いてあるけれど、中身はいつもと同じマンガスタイル。
 男の子と、一緒にいるいけちゃんのお話。いけちゃんはお化けのような何なのかよくわからないモノ。お風呂で頭を洗うのが怖いという「ぼく」にぺったりと貼りついてお化けが来ないか見ていてくれるいけちゃんが可愛いなあって思っていた。ちょうどミッフィーなんかのキャラクターのように。けれども違うのね、いけちゃんは「ぼく」が大好きで母親のように慈しんでもいる。
 泣くことはしなかったけれど、いいお話だった。