2007-25:岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

　オビの写真に目を引かれてつい読んでしまった。50kg減量…　117kg→67kgって。別人だわ、それは。
　そんなダイエットに成功した「オタキング」岡田氏のダイエット方法の本。レコーディング・ダイエットと氏が呼ぶそれは、まずは食べたものを逐一記録していくというもの。段階が進むと体重や体脂肪率なんかも記録。……わたしやってる。確かに書いていくと自分がどれだけ食べているのか自覚はできる。そして緊張感のあるうちは、確かに余計なものを食べるのを控えるようにはなる。体重が増えたときにはどういう食事をしていたかわかるし、自分の体重増減の傾向が見えてくる。
　ダイエットにありがちな根性！とか継続！とかそういう熱さはない本。氏はいくつかの段階にわけてこのダイエットを解説しているけれど、オタクはダイエットに関してもオタクだ。ややオタクの気があるわたくしめもカロリーを気にして調べてみたりメモを取ったりはするけれど、ここまで真面目にカロリー調整のことは考えていない。レコーディング・ダイエットは運動不要で持続可能なダイエットでは確かにあるけれど、メモを取ることすら面倒だというひとには向いてません。
　自分の食生活に自覚的になることはとてもいいことだと思うので、ダイエットするかどうかはともかく最初の段階の食事メモを取るだけでもやってみるのは個人的にはおすすめ。面白い本ではありました。