「イン・ザ・プール」

 笑える映画でも観ようかなという気分で映画館へ。鳥肌実主演の「タナカヒロシのすべて」とどっちを観ようか悩んだけれども、きっとこっちのほうが気楽に笑えそうだと思ったから「イン・ザ・プール」を。おまけでポストカードをもらった。
 松尾スズキが演じるトンデモ精神科医伊良部一郎と彼の元にやってくる患者のお話。話の大筋としては粗いような気もするけれども、細かいネタだとかキャストで笑ってしまった。冒頭の森本レオだとか、市川実和子が m&m チョコを色別に分けているところだとか、「塩酸と硫酸で溶かしてやる」(だっけ?)といった台詞とかね。松尾スズキの伊良部のドタバタがとてもいい。ドラマ版は見ていないけれども阿部寛よりかは原作でのイメージに近いと思う。松尾スズキ強迫神経症市川実和子に言っている台詞が意外とまとも。大きい鞄をもつ理由がさらっと言われているけれどもほーっと感心。テレビで放映されたらもう一回見たいな。
 ところで嶋田久作が出ていることに最後のクレジットで気がついて呆然。……警察署のひと役か?
 原作はこれ。

イン・ザ・プール

イン・ザ・プール