このごろおもうこと

 大学時代の友人から電話やメール。話を聞くのは別に問題は無い。ただ、どうしたらいいかなあと尋ねられてもうまく答えられなくなってきている自分に気がついた。あたりさわりのないことを答えている。わたし自身事情は違えども似たようなことは経験したはずだけれども、その時ぐるぐると考えていたことだとか状況をかなり忘れている。思い出せない。特に2年前のあたり。忘れようとしているのもあるけれども。自分が何とかなってしまえば喉元過ぎれば熱さを忘れるというもので、今から思えば実は大したこと無かったのにどうしてあんなに苦しかったのかしらなどと言いかねない。こういうことが辛いのかなと想像してみたりもするけれど、今ひとつその辛さがわからない。同じ経験はないけれども相手の苦しいことを推し量ることができるひとのほうが相談相手としては良いのかもしれない。そういうわけで今参っている友人の相談にのるには一番向いていない人間だなあと思っている。