つれづれ

 休みの日の朝は気分が軽やかでいいなあ。
 いつもの整骨院の後は映画を観にいくつもりだった。整骨院を出たら雨が降り始めていて、空の色が重たい。そして観にいく予定の映画「薬指の標本」の内容を思うとどうにも気が乗らなくなってしまい、家に帰った。
 小川さんの小説は薄暗くてひんやりとした廊下を歩いていく、そういうイメージが漂うのだ。

薬指の標本 (新潮文庫)

薬指の標本 (新潮文庫)

 眠気がゆらゆらとやってくる。暴力的なそれではなくて身体にまとわりついて漂っている。身を任せるのはとても楽で気持ちがいい。
 お風呂の扉で強打した左親指の付け根が痛い。曲げ伸ばししたら響く。あわわ。
 それにしても、酔ったときの文章は真面目に推敲したつもりでも後から見たら情けない。