2007-29:木地雅映子『氷の海のガレオン』(講談社)

氷の海のガレオン

氷の海のガレオン

 去年読んだのは文庫版。こちらは94年刊行のほう。「天上の大陸」「薬草つかい」を読みたかったので図書館で借りた。
 中学・高校の頃の息苦しさ、それは大人になったから消えるものではない。けれど少しはうまく呼吸することができるようになるかもしれない。彼女達は生き延びていかれると思う、きっと。